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| vol18 2007年6月掲載 |
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九十九里平野は、海岸線と平行して湿地と砂丘が交互に並んでいます。砂質土壌で栄養分に乏しく、多くは酸性です。沼や湿地が点在していて、湿生植物や食虫植物の宝庫と呼ばれていたそうです。 この群落地が天然記念物に指定を受けたのは大正9年のこと。当時の報告書には『一帯は湿潤なる沼地にして、特異の湿生植物多く、中でも肉食植物(食虫植物)が種類に富み、且つ多数自生するところは稀であり原型のまま保存すべき』『殊に八月頃はナガバノイシモチソウ一面に生じ葉毛より盛んに分泌せる粘液は日に輝き銀色を呈し・・・初夏の頃はノハナショウブ・・・秋には秋の七草の類繁茂して恰も自然の花園の観を成せり』と謳われていたとか。 現在確認できているのは維管束植物約350種類、コケ植物34種類。環境省作成のレッドデータブックに記載されている絶滅危惧種も数多く確認でき、世界中でここにしか見られないコケ植物もあるといいます。わずか3.2ヘクタールにこれほど多くの種類が群生しているのは極めて稀少。専門家や愛好家の間では全国的にも有名で、他県からの見学客なども多いそうです。 ただ、もともと湿原だった自生地は乾燥化が進み、背の高い植物の進出も目立ちます。この貴重な環境を後世に残して行きたいと、毎年冬には野焼きをして余計な雑草を駆除したり、ポンプで水位を維持したりと山武・東金の教育委員会をはじめ、地元島地区の「愛土会」や「成東・東金食虫植物群落を守る会」などの市民ボランティアが、さまざまな保護活動をしています。毎年夏休み時に開催する子供教室も好評です。 管理棟では監視員と「守る会」のボランティアの方が、案内や保護にあたっています。忙しいボランティアの方々ですが、時間が合えば、花こよみの説明や一緒に木道を歩きながら解説をして頂くことも出来ます。 6月はイシモチソウやモウセンゴケなどの食虫植物以外にも、ノハナショウブやノアザミなどの花を楽しむことも出来ます。 野草だけでなく野鳥も観察できる成東・東金食虫植物群落、訪れる時はマナーを守り見学しましょう。 |
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| □山小屋風の管理舎から木道の上を歩いて観察できるようになっています。 | □虫を捕えたモウセンゴケ | □イシモチソウの花 |
| 成東・東金食虫植物群落 □JR総武本線成東駅よりバス5分 バス停「殿台」で下車、徒歩約20分 □見学/4〜8月:午前9時〜午後4時(毎日)、9〜10月:午前10時〜午後3時(土・日・祝のみ) □管理舎/TEL.0475-82-4871(上記期間内のみ) □お問合せ/山武市教育委員会 生涯学習課TEL.0479-80-7147 |
| 成東・東金食虫植物群落FANホームページ |
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